壱町田湿地の様子 2026年4月20日
3月中旬からはまとまった降雨もあり、渇水の心配は和らぎました。しかし、壱町田湿地では地下水の水位が低い状態が続いています。そのような中、5月中下旬のような気温が高い日もあり、植物の動き出しは平年に比べ早い感じです。

4月1日にはシロバナナガバノイシモチソウ(モウセンゴケ科)の発芽を確認しました。写真は、発芽から2週間ほど経った様子です。葉の長さは2ミリメートルほどで、株も3ミリメートルから4ミリメートルくらいの大きさです。十字形に葉を広げ、葉には腺毛や粘液が確認できます。湿地のあちらこちらでたくさん発芽していますが、その中から順調に大きく育つのはほんの一部なのです。

シロバナナガバノイシモチソウと同じモウセンゴケ科のモウセンゴケの様子です。3月中旬の頃に比べると葉が増え、大きくなり、立ち上がってきました。よく見ると葉の所々に黒く小さい虫の死骸が残っています。虫を捕まえ、栄養を取りながら次第に大きく成長していきます。

こちらは同じくモウセンゴケ科のトウカイコモウセンゴケの様子です。モウセンゴケより早く花茎を伸ばし、花茎の先の蕾が膨らんできました。晴れて暖かい日が続けば丸まった花茎が伸びて順次花が開いていきます。壱町田湿地で見られるモウセンゴケ科の3種類の食虫植物の今の様子ですが、三者三様ですね。

暖かくなり、雨も降るようになってくると冬眠から目覚めたカエルも活動を始めます。晴れた暑い日には雑木林からハルゼミの声が聞こえるようになりました。雨が降りそうな曇りがちな日にはアマガエルの鳴声が聞こえてきます。この日は湿地の草の間からアマガエルが1匹はい出してきました。まだ瘦せていて足取りも弱々しく感じました。

B湿地の一角で花を咲かせるアンペライ(カヤツリグサ科)です。アンペライはネビキグサとも言い、湿地に生える常緑の多年草です。湿地の中でも湿潤な場所に生え、見た目はイグサに似ています。旺盛な生育力で広がって、B湿地の下にある小さな池では池を埋めるほどに広がってしまいました。

こちらも湿地に生えるカヤツリグサ科の植物、ゴウソです。淡い褐色に見える小穂は雄性、その下の刺々した黄緑色の小穂は雌性の小穂です。果実が熟してくると大きく膨らんで提灯のように垂れ下がり、初夏の湿地周囲の景観の一部を形成します。
令和8年度の公開日は7月11日(土曜)、7月12日(日曜)、8月8日(土曜)、8月9日(日曜)、9月19日(土曜)、9月20日(日曜)の6日間です。公開時間は9時から12時までです。午前中のみです。時間に気をつけてお越しください。
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