壱町田湿地の様子 2025年8月20日
ツクツクボウシの声が聞かれるようになりましたが、暑さは一向に納まらず、最近は37度を超える日が続いています。ニュースによると、温暖化の影響は明らかで令和7年の秋も暑さは続く見込みだとのこと。近隣の農家の人の話では、野菜の生育にも暑さによる影響が出ているとのことでした。知多地域では雨が少ないのですが、愛知用水のおかげで畑などへの給水は支障がないそうです。降水量が少なくても湿地の地下水位がある程度保たれているのは、近隣の田畑に水が供給されているからかもしれません。
7月26日、第32回湿地サミットが武豊町で行われました。これは、愛知県内の湿地の保全に関わる方々が意見・情報交換をする機会として、毎年開催されています。午前中に計画された湿地の見学(写真)では、他市町の湿地関係者が壱町田湿地を見学しました。午後からは町民会館でシンポジウムが行われ、町内外の一般参加者も含めて362人の方に参加いただきました。
8月後半のシロバナナガバノイシモチソウの様子です。株の下の方から枯れ上がってきており、途中には実が見られます。5株ほどが互いに絡み合うように支え合って立っていますが、シロバナナガバノイシモチソウは徒長すると倒れてしまうので、周囲の草を支えに立っています。何とか倒れず少しでも上に葉を伸ばそうと、懸命に生きる様子が伝わって来るようです。
湿地で一番よく見られるカエル、ヌマガエル(ヌマガエル科)です。南方系のカエルで暑さには強く、地表の温度が40度を超える湿地でも苦にせず跳びまわっています。シロバナナガバノイシモチソウに捕らわれたチョウやトンボの姿が、しばらくすると見られなくなってしまうことがありますが、恐らくこのカエルが上前を撥ねているのではないでしょうか。
「暑くても平気だよー。」長い舌を出して笑っているように見えるホザキノミミカキグサ(タヌキモ科)の花。ミミカキグサも南方系の植物で、夏から秋にかけて開花します。夏の後半になるとホザキノミミカキグサの花が目立ってきます。ミミカキグサの仲間では一番草丈が高くなるので、他の草の間からもヒョコヒョコと顔をのぞかせています。
イワショウブ(チシマゼキショウ科)は、亜高山帯の湿原などに見られる多年草です。寒冷地性の植物ですが、壱町田の8月の暑さの中でも蕾をつけ、一部ですが花が咲き始めました。9月の一般公開では、湿地の所々に咲くイワショウブの白い花を見ることができるでしょう。
8月下旬になり、シラタマホシクサ(ホシクサ科)の花も少しずつ目に付くようになってきました。白玉の玉はまだ小さいですが、これから秋に向かって大きくなっていきます。湿地全体を覆うように群生するということはありませんが、9月の一般公開では湿地の所々で群れ咲く様子が見られます。
令和7年度の今後の公開予定は、9月13日(土曜)14日(日曜)の2日間です。
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