壱町田湿地の様子 2026年2月20日

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ページ番号1006331  更新日 2026年2月20日

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立春が過ぎ、春を思わせるような陽気の日がみられるようになってきました。令和7年度の冬は、太平洋側では記録的な降水量の少なさで渇水が心配される地域が多くみられます。壱町田湿地でも湧水量は減り、湿地の地下水位がとても低い状態が続いています。

写真:B湿地の様子

全面的に草刈りを終えたB湿地の様子。裸地に近い状態で、湿地表面の様子がよく分かります。乾燥が続き、地下の水位は地表から1m以上低い状態にあります。写真で白っぽく見えている所は地表が乾いている部分、暗く見えるところは散水により湿っている部分です。湿地の状態を見ながら散水量を加減し、春の芽吹きを迎えます。

写真:トウカイコモウセンゴケ

湿地内で、比較的日当たりがよく暖かい場所ではトウカイコモウセンゴケ(モウセンゴケ科)が新しい葉を展開し始めています。トウカイコモウセンゴケは多年草で、冬芽の状態で越冬する個体が多く見られます。写真では中心部に冬芽の丸まった状態が見られますが、周辺の葉は開き始め腺毛の先には粘液の玉が光って見えます。春に向け活動開始です。

写真:ハンノキ

湿地周辺部ではハンノキ(カバノキ科)が花を咲かせています。ハンノキは低地の湿ったところによく生える落葉高木で、早春から花を咲かせます。長く尾のように垂れ下がっているのは雄花で、雄花の出ているもとの枝の脇に紅紫色で楕円状の小さな松かさのように見えるのが雌花です。ハンノキは繁殖力が強いのか、B湿地やD湿地では幼木が多く見られます。

写真:ツバキ

雑木林ではツバキ(ツバキ科)の花が咲いています。ツバキは庭木としてもよく植えられています。サザンカとよく似ており、見た目には区別がつきにくいですが、サザンカが晩秋から冬にかけて咲くのに対し、ツバキは冬から春にかけて咲きます。花の散り方にも違いが見られ、サザンカが花弁が散り散りになるのに対し、ツバキは5枚の花弁と花糸の付け根が合着した筒状になっているため、花弁と雄しべとが一緒に落ちます。

写真:D湿地作業

2月の守る会の作業では、ササユリやチゴユリが自生する林内の笹刈りと、D湿地の泥かきを行いました。D湿地では数年前から外来種のナガバオモダカ(オモダカ科)が繁殖し湿地の大半を覆うようになったのに加え、土手からの土砂の流入もあり、溜池状の湿地の景観もかなり変わってしまいました。今回はナガバオモダカの除去と池底の泥出しの重たい作業でした。

写真:D湿地の様子

作業を終えた数日後のD湿地の様子です。泥出しまで終えた湿地の中ほどには土嚢で区切りをつけてあります。池底が戻ったため、池の水位が増したことがよく分かります。ナガバオモダカは除去しきれていないため、今後も継続して除去していく予定です。

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