壱町田湿地の様子 2021年6月20日

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ページ番号1002293  更新日 2022年10月21日

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「壱町田湿地を守る会」の6月の作業では、湧水貯水タンクの清掃も行いました。壱町田湿地は湧水湿地ですが、周囲の土地開発の影響か、近年では湿地への湧水がほとんど出なくなったため、保護区の中ほどの斜面から湧き出る沢の水を貯水タンクに溜め、これを散水して湿地を保全しています。年に1度タンクを清掃し、湧水量を量っていますが、この日の清掃ではタンク内からモクズガニ(イワガニ科)が見つかりました。壱町田湿地は海から3km程入った標高30mの丘陵部に位置しますが、カニは河川伝いに海との間を行ったり来たりしているようです。

「小中ボランティア」の活動ではアメリカザリガニの駆除を行いました。今年は大きなザリガニの姿はあまり見かけませんが、それでも200匹程捕獲することができました。

湿地ではモウセンゴケ(モウセンゴケ科)やトウカイコモウセンゴケ(モウセンゴケ科)の花がよく見られるようになりました。花が開くのは午前中から昼過ぎにかけて、午後にはしぼんでしまいます。モウセンゴケの花の色は白色、トウカイコモウセンゴケの花は淡紅色をしています。トウカイコモウセンゴケはモウセンゴケに比べると乾き気味の土壌を好みますが、壱町田湿地ではトウカイコモウセンゴケの方が圧倒的に多く生育しています。

4月中旬に芽を出し始めたシロバナナガバノイシモチソウ(モウセンゴケ科)は、離れたところからでも確認できるようになり、6月の中旬には花をつける株も見られるようになってきました。一般公開では、多くの皆さんにご覧いただけると思います。

令和3年の一般公開は次の5日間の予定です。

公開日‥7月18日(日曜)/8月7日(土曜)・8日(日曜)/9月11日(土曜)・12日(日曜)

公開時間‥9時~14時(入場は13時30まで)※雨天中止

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