壱町田湿地の様子 2022年7月15日

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ページ番号1003780  更新日 2022年10月14日

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6月27日の梅雨明け後、猛暑が1週間ほど続いたかと思ったら、梅雨の戻りのような天気が続くこのごろです。猛暑の影響かシロバナナガバノイシモチソウは一気に成長し、湿地一面が白っぽく見えるほどの勢いです。暑いのにセミの声はあまり聞こえず、ウグイスのさえずりがよく聞こえます。生き物たちのペースもいつもと少し違うようです。

写真:A湿地の様子

7月上旬のA湿地の様子です。シロバナナガバノイシモチソウの株が大きくなり、葉の腺毛は日差しを受けて白っぽく光っています。湿地がナガバノイシモチソウで覆われたように見えます。その下でミミカキグサの仲間も小さな花を咲かせています。

写真:シロバナナガバノイシモチソウ

6月中旬頃から咲き始めたシロバナナガバノイシモチソウ(モウセンゴケ科)の花は湿地のあちらこちらで見られます。昼前後が開花のピークですが、花は1日限りで咲き終わり、開いた花は受粉します。写真には咲き終わって実になったものやこれから咲く蕾も見られます。

写真:ムラサキミミカキグサ

ムラサキミミカキグサ(タヌキモ科)もよく咲いています。こちらも暑さの影響のためか6月の下旬から咲き始めています。ミミカキグサに比べ葉が大きいので、湿地で群生していると割と見つけやすいです。ムラサキミミカキグサは準絶滅危惧に指定されている種です。

写真:ヒメミミカキグサ

7月13日、B湿地中央の観察路近くでヒメミミカキグサ(タヌキモ科)が開花しているのを確認しました。ヒメミミカキグサは絶滅危惧1B類に指定されている種です。大変小さく、花は1日で咲き終わってしまうため、見つけるのはとても難しいですが、運がよければ公開日に見られるかもしれません。

写真:ヌマトラノオ

D湿地ではヌマトラノオ(サクラソウ科)が白い花を咲かせています。「トラノオ」は「虎の尾」の意で、山地に生えるオカトラノオの花序は先が垂れて尾のように見えますが、ヌマトラノオの方は先が細く立っており尾をイメージしにくいです。水辺ではオオシオカラトンボが涼しげに飛んでいます。

写真:小中ボランティアの様子

7月の小中ボランティア活動では、自然観察に加えて、来る一般公開日に向けて観察路の清掃活動をしました。グループに分かれて通路に入り込んだ草木を刈ったり、通路にたまった落ち葉を掃いたりして、見学者を迎える準備をしました。公開当日は受け付けなども手伝います。

令和4年の一般公開の予定は、7月24日(日曜)、8年6月(土曜)、8年7月(日曜)、9月17日(土曜)、9月18日(日曜)の5日間です。

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