壱町田湿地の様子 2026年3月20日

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ページ番号1006496  更新日 2026年3月20日

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太平洋側では依然として降水量が少なく、三河地方では宇連ダムが枯渇し渇水が心配される地域がみられます。壱町田湿地でも湧水量が減り、北側フェンス沿いに流れる水路には流水は見られません。そのような状況下でもコウホネやサワギキョウなどの芽吹きが見られるようになりました。

写真:バックヤードの様子

晩秋までは水の流れが見られた水路ですが、今は干上がっています。A湿地やB湿地は散水をしながら湿地の状態を維持するようにしていますが、この場所までは水が届きません。地中の湿り気は保たれているようで、地表の落ち葉をどけてみると下からコウホネ(スイレン科)の芽が顔を見せてくれました。恵みの雨が欲しいところです。

写真:ショウジョウバカマ

B湿地やC湿地ではショウジョウバカマ(メランチウム科)が見頃を迎えました。3月6日に開花を確認し、3月中旬に気温が上がってからは次々と花が見られるようになってきました。ショウジョウバカマは常緑の多年草で垂直分布が広く、山野のやや湿った所や渓流ぞいにも見られ、高山植物の一つにも数えられています。

写真:アセビ

B湿地には、傾斜地の上部に小さいですがアセビ(ツツジ科)が1株生えています。アセビは常緑低木で山地に生育し、春先ヒサカキの花が咲き出す頃から花を咲かせています。湿地内に生えているのは少し不思議ですが、湧水が滲み出る場所より上では乾いた土壌が見られるためアセビも林縁部に生えていたものだと思われます。

写真:サルトリイバラ

写真はサルトリイバラ(サルトリイバラ科)の新芽です。サルトリイバラは雌雄異株のつる性の落葉低木で、新芽の中には蕾が見えています。湿地周辺の雑木林ではコブシのつぼみが膨らみ、イボタノキなどの木々の芽吹きも見られるようになってきました。冬の間枯れたように眠っていた植物が動き始めました。

写真:モウセンゴケ

A湿地の片隅ではモウセンゴケ(モウセンゴケ科)が固く閉じていた冬芽を開き始めました。小さな株で、数個体がかたまって生えています。壱町田湿地では7種類の食虫植物が自生していますが、その中では一番個体数が少ない種です。A湿地の他に、B湿地下の池の堤に数個体が見られます。個体数が少ないので春先に確認できるとホッとします。

写真:トウカイコモウセンゴケ

こちらはトウカイコモウセンゴケ(モウセンゴケ科)。モウセンゴケと比べると葉の雰囲気が違うのが分かります。冬の間もロゼットのように葉を広げていましたが、今は腺毛の先の粘液が一段とギラギラして、粘り気も強くなってきました。よく見ると大きい個体ではもうすでに花茎を持ち上げ始めています。この様子では4月に入ると花が見られるかもしれません。

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