壱町田湿地の様子 2022年10月15日

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ページ番号1003952  更新日 2022年11月19日

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10月も半ばに入り、ようやく秋らしい気候になってきました。最高気温が25度を下回る日もみられます。シラタマホシクサの花茎は茶色味を帯び、サワシロギクの花弁も薄紫色がかってきました。湿地を囲むように生えているヌマガヤの穂が一段と高くなりました。

写真:ヒメジソ

湿地周辺の草むらでは夏から秋にかけて咲く草花が見られます。ヒメジソ(シソ科)は山野に生える1年草です。食用にするシソよりも小型でほっそりとしており優しい感じを受けます。白っぽい淡紅紫色の唇形の花が可愛く咲いています。

写真:イトイヌノヒゲ

こちらはミゾソバ(タデ科)です。水辺を好む1年草で、溝に生えるソバに似た草という意味ですが、群生する様子は小さなソバ畑といった感じです。近寄って花を見ると、5裂に分かれた花弁の先が淡い紫色できれいです。

写真:サワシロギク

B湿地では、山間の湿地に生える多年草のサワヒヨドリ(キク科)が所々に見られます。薄い紅紫色の花はヒヨドリバナに比べて小ぢんまりとして、全体に細くスマートな姿をしています。

写真:ミズギボウシ

湿地周辺や観察路沿いにはヒヨドリバナ(キク科)が見られます。山の林の中や草原に普通な草花です。写真を見てもわかるように、サワヒヨドリに比べかなりボリュームのある花冠をしています。ヒヨドリバナの白い花には多くの虫がやって来ます。

写真:イワショウブ

ヒヨドリバナにやって来たアサギマダラ(タテハチョウ科)です。この時期、南下の途中で知多半島にも飛来します。フジバカマと同族(ヒヨドリバナ族)のヒヨドリバナがよく咲く壱町田湿地にも、時折アサギマダラがやって来ます。

写真:ヒメミミカキグサ

小さな鳥が羽を広げたように見えるのはサワギキョウ(キキョウ科)の花です。山野の湿地に生育する多年草で、壱町田湿地の保全区域の北側フェンス内やB湿地東側の水たまりの岸で見ることができます。

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