11月の植物

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ページ番号1002314  更新日 2022年10月21日

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ウメバチソウ(ユキノシタ科)

写真:ウメバチソウ(ユキノシタ科)

高山や高原に多い。愛知県では低山や湿地や草地に時々見られる多年草。花茎は高さ7~30cm、ほぼ中央部に無柄の1葉をつけ、その他の葉は長柄があって根元から出る。花は白色、径2cmほどで、がく片5、花弁5、おしべ5、めしべ1からなり、おしべと交互に淡黄色の仮おしべがある。花は10日以上も咲き続ける。花の形が「梅鉢の紋」に似ているのでこの名前がついた。花期:11月。

湿地での生育場所 B湿地

コウヤボウキ(キク科)

写真:コウヤボウキ(キク科)

山地や丘陵地の日当りのよく、やや乾燥したところに多い。草のように見えるが、落葉小低木。高さ50~80cm。新しい枝に卵形の葉をつけ、その先に上向きに咲く頭花をつける。頭花は13個ほどの小花でできている。小花は細長い筒状で、先が五つに深く裂けてそり返っている。花柱の先には長い乳頭状突起があり、短く2裂し開く(裂片は、鈍頭)。高野山では、昔は竹を植えることを禁じたので、この枝を束にしてほうきを作ったことでついた名前。花期:10~11月。

湿地での生育場所 観察広場

セイタカアワダチソウ(キク科)

写真:セイタカアワダチソウ(キク科)

北アメリカ原産の帰化植物。土手や荒地に生える多年草。長い根茎があり群落をつくるが、同一場所に長続きはしない。茎は高さ1~3m、全体に細毛がありざらつく。花序は10~30cmの大きな円錐形。多数の黄色の頭花が、枝の上側に片寄ってつく。総ほうは高さ3~5mm、頭花の中心に数個の筒状花、周りに10個あまりの舌状花がならぶ。重要な蜜源植物の1つ。和名は丈の高いアワダチソウ、花後の花穂を酒の醗酵したときの泡に見立てて「アワダチソウ」。花期:10~11月。

湿地での生育場所 雑木林のヘリ

ホソバノアキノノゲシ(キク科)

写真:ホソバノアキノノゲシ(キク科)

道端から低い山の草原まで、どこにでもある1~2年草。茎は下方では枝を分けず、高さ1.5m程になる。葉はうすくてやわらかく、白っぽく切れ込みはない。径2cm程の頭花が多数茎頂につく。舌状花だけでできていて淡黄色、時として白色またはわずかに淡紫色のものもある。果実はくちばしと合わせて5mm、黒色、ひどく扁平で、細いくちばしの先に白い冠毛がついて飛ぶ。花期:9~11月。

湿地での生育場所 雑木林のヘリ

ムラサキネズミノオ(イネ科)

写真:ムラサキネズミノオ(イネ科)

道端や荒れ地のほか山地や草原などに生えて、株をつくる多年草。葉は線形。花序は細長い穂状となり長さ30~60cm、幅5~10mm。上方は少し垂れ下がり、小穂は汚赤紫色を帯びて、短い柄がある。よく似た植物に「ネズミノオ」がある。穂の色・形がねずみの尾に似ているところからついた名前。花期:9~11月。

湿地での生育場所 雑木林のヘリ

ヤツデ(ウコギ科)

写真:ヤツデ(ウコギ科)

関東南部以西の海に近い常緑樹林内にはえる常緑低木。茎は普通株立状で高さ2~4m。葉は枝先に集まって互生し、長さ15~40cmの長い葉柄をもつ。葉身は大形の掌状で直径20~40cm、深く裂けて7~9枚の裂片を広げる。茎の先に円錐花序を立てて、白い小さな花が球状に集まってつく。果実は直径8mmくらいの球形で翌年春に黒く熟す。和名は、たくさん裂けることを「八」で表したもの。別名:テングノウチワ。花期:10~12月。

湿地での生育場所 雑木林のヘリ

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