外来生物「ナガミヒナゲシ」
ナガミヒナゲシとは
ナガミヒナゲシは、4月から5月頃にかけて丸みのある淡赤色の花を咲かせる植物で、道端などで見かけます。ナガミヒナゲシは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」の指定はされていませんが、繁殖力の強い外来生物です。繁茂・群生することにより在来植物に影響を及ぼす恐れがあります。また、アルカロイド性の有毒成分を有しているため、素手で茎を触ったり折ったりすると、手がかぶれる恐れがあります。
ナガミヒナゲシの特徴
地中海沿岸原産のケシ科の一年草。茎の高さは、10センチメートルから最大60センチメートル程度。開花期は4月から5月頃、淡赤色の花を咲かせます。和名では「長実雛芥子」と表記され、その名の通り細長い果実の中には、けし粒大の種が1600粒程入っています。1個体あたり約100個の果実をつけるため、多い個体は15~17万粒の種を持つことになります。ちょうど梅雨にあたる6月頃に種がこぼれ落ち、雨で濡れたタイヤや靴裏に種が付着することで、分布範囲を拡大させています。
駆除のポイント
- 手がかぶれる恐れがありますので、直接触らないように気を付けてください。
- 軍手やゴム手袋を着用し、根から引き抜き、「もやさなければならないごみ」としてお出しください。
- 株が多くて引き抜けない場合は、出来る限り根元から刈り取ってください。
- 果実が熟して上部にすきまができると種子が飛散します。熟す前に果実を刈り取ると、繁殖抑制に効果があります。
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