富貴組「本若車」

武豊町南部の富貴(ふき)地区で行われる八幡社の例祭は、地域の安寧や五穀豊穣を祈り山車が曳き回されます。
「本若車(ほんわかしゃ)」は、明治元年(1868)に建造されました。名工たちによる見事な彫刻や刺繍が施されています。また、天保12年(1841)建造の「獅子屋形」も大切に受け継がれています。
毎年4月の第1日曜日とその前日に開催されますので、機会があれば、ぜひお越しください。
受け継がれる技と音
からくり人形
山車の上で演じられる「蓮台逆立ち唐子」は富貴組の大きなみどころです。
大唐子が太鼓を打ち鳴らす中、小唐子が見事な逆立ちを披露し、逆立ちのまま鉦(かね)を叩きます。江戸時代の5代目玉屋庄兵衛の作と伝えられ、現在の人形は昭和63年(1988)に復元されたものです。
先人から受け継がれたこの精巧なからくり人形の動きには、地域の歴史と伝統を未来につなぐ想いが込められています。
伝統をつなぐ祭囃子
山車の巡行やからくり人形の演技に欠かせないのが「祭囃子」です。太鼓・笛などが奏でる音色は、からくり人形の繊細な動きと一体となり、祭礼の場に華やかさと緊張感をもたらします。
このお囃子を次世代へつないでく存在が囃子を奏でるこどもたち”子若連”です。富貴組では、子若連のOBが、子どもたちにお囃子を教え、定期的に練習を行っています。
こどもたちが奏でる一つ一つの音には、地域の歴史を伝統を未来へつなごうとする想いが込められています。
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