武豊町 個別避難計画（自主防災組織用）作成の手引き

個別避難計画とは

　過去の災害で高齢者や障がいのある方が被害を受けていることを踏まえ、災害時に避難支援等を実効性のあるものとするために「個別避難計画」の作成が市区町村の努力義務となっています。
　こうした背景から、武豊町としても［災害時に誰一人取り残さない防災］を目指します。
　計画の作成を通して、当事者や地域や支援者同士がつながることで、あらゆる地域課題の解決策の糸口をみつけ、地域のつながりの再構築につなげます。

個別避難計画の作成の流れ

　区自主防災会は「武豊町個別避難計画作成実施要綱」に基づき、個別避難計画作成者として、防災交通課と調整の上、個別避難計画の作成の対象者を決定するとともに、個別避難計画（自主防災組織用）を作成します。

ステップ1　計画作成対象者の決定及び作成

　区自主防災会は防災交通課と調整の上、避難行動要支援者名簿で優先度の高い方から対象者を決定するとともに、個別避難計画（案）を作成します。

　防災交通課に、個別避難計画(案)を提出していただき、内容を相互に共有、確認します。

　まずは対象者の生活状況を把握し、作成者及び避難支援関係者で、どの支援団体又は支援者が、どこの避難先にどのような避難方法で支援するか話し合いましょう。

　計画の起案に当たっては下記リンクからダウンロード又は防災交通課から直接「個別避難計画（自主防災組織用）様式」及び「個別避難計画（自主防災組織用）記入例」を入手し、これらを基に作成してください。

　ステップ2に進む前に防災交通課と計画(案)を相互に共有、確認をさせてください。

• 個別避難計画(自主防災組織用)様式 （Excel 86.6KB）
• 個別避難計画（自主防災組織用）記入例 （PDF 444.8KB）

ステップ2　個別避難計画の実検証準備

　ステップ1までの取り組みを踏まえ、個別避難計画(案)実検証計画を、当該区自主防災会と防災交通課とで作成します。

　自主防災組織と防災交通課と相互に共有しつつ対象者の避難支援実検証計画を準備します。

　実検証にあたっては、対象者に身体的負担がかかりすぎないよう状況により段階的に計画しましょう。

　実検証は単独で個別に計画するほか、町一斉防災訓練や区防災訓練などの機会に合わせて計画することでより実践的に行っても構いません。

ステップ3　防災訓練・避難訓練の実施

　作成した個別避難計画の実効性を検証するために、防災訓練(避難訓練)を行います。　

　訓練実施後、計画変更の必要性があれば、計画を修正し、個別避難計画の完成とします。

　作成者した区自主防災会は、「武豊町個別避難計画作成支援実施要綱」に基づいて、個別避難計画作成手数料請求書を完成させた個別避難計画とともに町長に提出することにより作成手数料を請求してください。

　完成した個別避難計画を、自主防災組織、民生委員児童委員及び武豊町社会福祉協議会等へ配布し、災害時に活用します。

個人情報の取り扱いについて

　町から提供する個別避難計画は、大切な個人情報です。

　支援に関係ない人にむやみに情報が漏れることがないよう、管理には十分気を付けましょう。

個人情報の取り扱いについてルールを決めて管理しましょう。

　ルールにいれておきたい項目は、以下のとおりです。

　（1）個人情報の管理責任者、保管場所について

　（2）個人情報を共有する範囲について　(例)自主防災会、避難支援者　など

　（3）利用目的について　(例)避難支援体制づくりや災害時の避難誘導のため　など

災害時の支援に必要な最小限の情報の収集に留めましょう。

　聞き取り等によって収集する個人情報は、支援を行うために必要な範囲内にしましょう。

個人情報を取得するときは、利用目的を本人に伝えましょう。

　利用目的をはじめに伝えることで、対象者も安心して情報を提供することができます。

事前に本人に同意が得られた範囲内で情報共有するようにしましょう。

　（1）関係者に情報共有することについて、本人(又は家族)の同意を得ておきましょう。

　（2）情報共有する内容についても、同意を得ておきましょう。