残念ながら新型コロナによる緊急事態宣言のため、9月の一般公開は中止となりました。湿地は夏から秋へと、その姿を変えつつあります。
シラタマホシクサの群落がひときわ目をひきます。シラタマホシクサは東海地方固有の湿地植物で、鉄分の多い酸性の湧水湿地に生える1年草です。
ムラサキミミカキグサも湿地の所々で群落をつくっています。壱町田湿地の中でも貴重な植物で、準絶滅危惧種に指定されています。
ヒメミミカキグサは世界最小の食虫植物で、伊勢湾周辺の数か所でしか見られない極めて貴重な植物です。写真の精度が良くないのでわかりにくいですが、この写真の中に3個体が写っています。どこにあるか分かりますか?(花は薄いピンク色です。実際の草丈は2~3mmほどです。)
先月紹介したヤモリの卵ですが、何個かが孵化していました。卵の近くには親と思われるヤモリの姿がありました。
今年はサワシロギクがよく咲いています。花の蜜を求めてツマグロヒョウモンがやってきました。