田のあぜや草刈りのゆきとどいた土手、農道のふちなどに生える丈の低い多年草。細く白い茎は、地中を浅くはい、節々から葉をだし群生する。葉はヘラ形で、下部が羽状に切れ込むことが多く、長い柄を含めて長さ6~18cm、幅1.5~3cm。花茎は高さ10~30cmになり、1~3回ほど枝を分けて先端に黄色の舌状花からなる3cmほどの頭花をつける。総ほうは長さ1.2cmほどで、外片は短く、内片の3分の1以下である。そう果は長さ7~8mmで、先は細長くとがる。冠毛は7mmほどで白く、風に乗って分布を広げる。和名は「ジシバリ」より葉が大きく立ち、花も大きいことによる。
湿地内での生育場所:湿地東の田んぼのあぜ