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壱町田湿地の様子 2019年12月20日

更新日:2019年12月20日
C湿地の草刈り

C湿地の草刈り

オオミズゴケ

オオミズゴケ

キチョウ

キチョウ

12月になり、湿地の植物もそのほとんどが冬枯れの姿になりました。湧水湿地では、この冬の間の作業がとても大切です。夏から秋にかけてススキやヌマガヤなどが伸びて、草地のようになってしまった湿地に手を入れ、立ち枯れた草木を刈り取ったり枝はらいをしたりします。C湿地では「壱町田湿地を守る会」の人たちの手で草刈り作業が行われました。草刈り機や鎌を使い、湿地全体を覆っていたススキやヌマガヤ、シダ植物を刈り込んでいくと、地表からはオオミズゴケ(ミズゴケ科)の群落が姿を見せました。オオミズゴケは平地から高地の冷涼な湧き水のある湿地に群生する苔で、準絶滅危惧(生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種)に指定されています。大切に保護していきたい湿地植物です。

草刈りをしていると、草の間から弱々しくキチョウ(シロチョウ科)が出てきました。晩秋まで活発に飛び回っている姿をよく見かけましたが、越冬の準備に入っていたのでしょうか、指先に乗せても飛び立とうとはしませんでした。日当たりのよい草かげにそっと放してやりました。

<観察場所> オオミズゴケ:C湿地  キチョウ:C湿地

サルトリイバラ

サルトリイバラ

ヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴ

ヤツデ

ヤツデ


観察路を歩いていると、木や草の実がよく見られます。中でも赤色の実はよく目に入ります。ナンテン、センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジ、ウメモドキ‥‥写真は、サルトリイバラ(サルトリイバラ科)とヒヨドリジョウゴ(ナス科)の実です。両種とも動物の名がついています。サルトリ(猿捕り)とは刺のある茎に猿がひっかかって捕えられてしまうということから、ヒヨドリジョウゴの方はヒヨドリがこの実を好んで食べることから名付けられたとのことですが、実際には特に好んで食べるわけではないようで、むしろソラニンという毒素が含まれているため食用には向きません。

ヤツデ(ウコギ科)の花が咲いていました。ヤツデは常緑の低木で、海岸に近い湿潤な林床に多く見られます。葉は大きく、手のひらの形に7つまたは9つに裂けていることから「天狗のうちわ」とも言われています。

<観察場所> サルトリイバラ・ヒヨドリジョウゴ・ヤツデ:観察路周辺



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