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壱町田湿地の様子 2020年3月20日

更新日:2020年3月20日
ヒサカキ

ヒサカキ

テングチョウ

テングチョウ

イボタガ

イボタガ

3月に入り、壱町田湿地も徐々に春めいてきました。湿地周辺の雑木林はマツとヒサカキを中心とした植物群落から成っていますが、この時期、ヒサカキ(モッコク科)の花が満開です。ヒサカキは常緑の小高木で雌雄異株、枝はこの地方では仏花に添えて飾られることが多いですが、東日本では神事にも使われます。葉の付け根に小さな白い花が数個集まってつき、下向きに開きます。がく片も花弁も5枚で、よく見ると雌花の中心にはずんぐりとしためしべが、雄花には多数のおしべがあり、区別できます。

A湿地の陽だまりの中、飛んでいるチョウを見つけました。テングチョウ(タテハチョウ科)です。成虫の頭部が天狗の鼻のように前方に伸びています。越冬したチョウが3~4月に産卵し、5月下旬~6月上旬ごろに羽化します。管理棟前の擬木に大型の蛾がとまっていました。その羽の模様に驚きましたが、調べてみると春に見られるイボタガ(イボタガ科)だとがわかりました。幼虫の食性はイボタノキ、ネズミモチ、ヒイラギなどで、壱町田の雑木林でも見られる木です。

<観察場所> ヒサカキ:観察路周辺 テングチョウ:A湿地 イボタガ:管理棟前









D湿地

D湿地

ムラサキサギゴケ

ムラサキサギゴケ

ナガバオモダカ

ナガバオモダカ

D湿地は田んぼに隣接した小さな沼地です。西側の斜面からしみ出した湧水が流れ込み、1年を通して水を溜めています。冬の間はじっと身をひそめていたメダカも活発に泳ぎ始めました。D湿地の周囲の畔や水路でも春の日差しの中、湿地性の植物が花をつけ始めました。

スギナに混ざって淡い紫色の花を咲かせているのはムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科)で、田んぼの畦道などの湿地に生える多年草です。根元からランナーを伸ばして四方の地面にびっしりと広がっていきます。

水路に広がっているのはナガバオモダカ(オモダカ科)です。根が水底に固着して茎や葉の一部が水上に抜き出る抽水植物で常緑多年草です。白い3枚の花弁が美しく可憐に咲いていますが、この植物は北米原産で要注意外来生物にも指定されています。たくましい繁殖力で、D湿地ではコウホネ等の他の植物を圧倒してしまうので、植生域が広がらないように駆除作業も行っています。

<観察場所> ムラサキサギゴケ・ナガバオモダカ:D湿地周辺


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   (メールアドレス:shiryokan@town.taketoyo.lg.jp

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